問診から診察
Interview
Interview
外来で診察していると患者様から「のどが痛くて風邪をひいたみたいです。」という言葉を聞くことがあります。患者様ご自身が診断されて私に告げてくださいます。忙しい外来の時は大変助かります。「じゃあ、今日は風邪薬でも出して様子見ましょう・・・」
とはなりません。
“のどの痛み”と言ってもいろいろあります。「のどの痛みがどのような時に起こるのか?患者様の言われる“のど”とはどのあたりを指すのか?その“のど”を押したときに痛みはあるのか?」などを伺います。よくある症状、ありふれた症状の中の大切な情報を聞き逃すとごく稀にある重篤な疾患を見逃してしまう場合があります。
外来診療では一人の患者様の診察時間には限りがあります。とくに混雑している時、待合室の緊張感が高まると私や周りのスタッフは大変つらい気持ちになります。トレッサ診療所では診察までの待ち時間を有効に活用し、患者様の訴えをできるだけ詳しく聞かせていただきます。初診の方は受付をしていただいた直後に問診票に記載していただきますが、必要であれば診察の前に看護スタッフから再度症状を確認させていただき、状況に応じて診察前に検査をさせていただきます。診察室では医師の所見を総合して正確な診断に結びつけるよう努力をしてまいりますので皆様のご協力のほどよろしくお願い申し上げます。